パナソニック、企業向けMVNOに本格参入――機器と通信のワントップソリューションを実現へ

2014年10月14日 16時11分更新


 パナソニックは10月14日、法人向けMVNOサービス事業に本格参入すると発表した。参入の背景には、多くの機器がインターネットを通じてクラウドに接続するIoTが注目されている反面、企業にとっては自らの用途・通信料に応じたプランが既存のものにはない、機器と通信サービスを別々に調達しなければならない等の課題が多いことが挙げられる。

 パナソニックはそうした課題を解決し、自社で通信設備を持つことで企業の用途に合わせた柔軟なプランの提供を実現させる。例えば導入台数は多いが1台あたりの通信容量は小さくしたいというケース、上り回線を優先して下り回線はほとんど使わないケース、契約回線の費用は運用予算内に収めたいケースといった、様々なニーズに応えられるオーダーメイドのプランを提供するという。
 またパナソニック製の業務用機器や設備機器と通信回線プラン、保守・運用等のサービスプランを組み合わせ、一気通貫のワンストップソリューションで提供することにより、コストを最小化することも実現する。

 まず第一弾として、パナソニック製パソコン「Let’s note RZ4シリーズ」に同社のMVNOサービス対応のSIMカードを搭載したモデルを準備。さまざまなビジネスシーンのニーズに合わせたRZ4シリーズ専用の無線通信回線プランを提供する。

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